馬券を購入していても、なかなか的中できないと悩んでいる方が多くいます。どうしても高配当を狙いたくなるものですが、3連単においてコンスタントに的中させるのは困難です。
ある程度的中率を高めつつ、回収率も上げたい場合には、購入する馬券にこだわることが重要です。そこでおすすめしたいのが、ワイドです。
では、ワイドとは一体どのような馬券なのでしょうか?ここでは、ワイド馬券の概要と、おすすめの購入方法について解説します。
目次
ワイドとはどんな馬券?
まずはじめに、ワイドとはどのような馬券であるのかについて解説します。ワイドとは、正式名称は拡大馬番号2連勝複式という馬券です。
ワイドの場合、3着までに入る馬のうち2頭を順不同で当てる馬券となります。例えば、馬連の場合は2着までに購入した2頭が入る必要がありますが、ワイドの場合は3着までに拡大されます。
中央競馬においては、1999年に発売が開始されて2000年代からは3連単、3連複などニーズに応じ多様な馬券が誕生しましたが、その突破口となった馬券です。3着までという意味では、複勝と似た性質があります。
複勝の場合は3着までに入線する1頭を当てる馬券ですが、出走頭数によっては2着以内に限定されます。一方で、ワイドの場合は出頭頭数に関係なく同じ条件で発売されるという違いがあります。
また、複勝は1頭のみを当てる馬券であり、オッズという観点で高くなることはほとんどありません。一方で、ワイドの場合は2頭を当てる馬券となるために、組み合わせ次第ではそこそこおいしいオッズとなることもあります。
ワイドはどこで購入することができるの?
ワイドは、ほかの馬券と同様に主に3つのシーンで購入可能です。
競馬場
競馬場では、レースが行われるトラックと、その周辺に観客席が用意されています。また、そこに併設する形で馬券売り場があり、マークシートを用いて購入します。
マークシートには、以下3つの種類があり、それぞれワイド馬券を購入可能です。
- 緑色のカード…基本となるマークカードとなり、全ての馬券を購入することが可能
- 青のカード…流しで購入したい場合に使用するマークシート
- 赤のカード…ボックスとフォーメーションにより購入できる。軸馬を決めることができずに何頭も購入したい馬がいる場合に役に立つ
マークシートに買い目を記入して、発券機にマークシートを挿入し、購入金額を投入すると馬券が発券されます。
WINSやエクセル
WINSは、首都圏を中心として駅の近くに存在する場外馬券売り場です。基本的に、競馬場に併設されている馬券発売所と同じ施設が用意されており、競馬場は遠くて行けないという方に人気を博しています。
大型モニターが設置されているので、迫力あるレース映像を楽しめるというメリットがあります。また、エクセルと呼ばれる有料指定席があるWINSもあり、人気です。
インターネットや電話投票
IPATと呼ばれる、インターネットや電話の仕組みを用いた馬券購入方法もあります。IPATの場合、即PATという指定の金融機関口座を保有していれば、競馬開催中いつでも加入することが可能です。
もちろんワイドについても購入可能であり、地方競馬や海外競馬、そしてWIN5も自宅にいながら購入できるのが魅力的です。
競馬初心者にワイドがおすすめな理由
競馬初心者にとってワイドがおすすめである理由として、主に次のような点があります。
とにかく的中させやすい
ワイドの最大の魅力として、的中させやすい点にあります。競馬には不確定要素が多くあり、購入した馬以外に激走することも多くあるのが事実です。
また、用いる予想メソッドにおいてどうしてもカバーしきれない場合もあります。その点で、ワイドの場合は狙っていない1頭が好走しても的中させることができるのです。
リスクヘッジの意味でワイドをうまく用いるプロ馬券師も多くいて、ワイドは攻略しがいのある馬券と言えます。
買い目を絞れる
3連単の場合、着順まで当てる必要があるのでどうしても買い目が増えがちです。ただ、3連単と言っても本命サイドで決着すると10倍程度のオッズとなることも多く、トリガミになることも少なくありません。
一方で、ワイドの場合は基本多点買いをする馬券ではなく、絞って購入するのが一般的です。これにより、リスクをコントロールしやすいという側面があるのです。
人気馬と穴馬のバランスを取りながら購入可能
ワイドの購入方法として、本命サイドに大金を投じるケースと、穴馬を絡めて購入する方法があります。後者の場合、少々能力的に劣っていても好走する可能性がある馬を気軽に狙うことが可能です。
ワイドの場合は的中率が高く、人気馬と穴馬を組み合わせることによってそこそこ高いオッズになることも多いです。人気馬と穴馬のバランスを考えながら購入できるので、初心者にとってもおすすめです。
競馬初心者におすすめなワイドの買い方
ワイドをただ闇雲に購入しても、なかなか利益を上げることができません。そこで、初心者にとっておすすめのワイド馬券の購入方法を伝授します。
的中率を高めたいならボックス買い
初めて馬券を購入する場合など、初心者の中でも経験が少ない方の場合におすすめしたいのがボックス買いです。ボックス買いとは、3頭以上の馬を選んで全通りの馬券を購入する方法です。
ワイドという馬券の特徴として、1つの馬券の中で複数的中を狙えるという点があります。例えば、馬連の場合は同着などがない限りは、そのレースにおいて的中の組み合わせは1-2着に入った馬番号のみです。
一方で、ワイドの場合は1-2着、1-3着、2-3着の3つの的中馬券が登場します。よって、選んだ3頭がすべて3着以内に入れば3通りの的中が狙えるのです。
その意味でも、初心者向きな買い方と言えます。
人気馬と穴馬の組み合わせ
ある程度の配当を狙いたい場合は、人気馬と穴馬の組み合わせがおすすめです。人気馬は勝つ可能性が最も高い馬を、穴馬の場合は3着以内に入る可能性が高い馬を選びます。
また、穴馬については1頭だけでなく3頭程度まで選んで、人気馬からの流し馬券で購入することにより、より的中率を高めることが可能です。オッズの目安としては、5~15倍が的中率と配当率のバランスを保つことができます。
競馬初心者がやってはいけないワイドの買い方
ワイド自体が初心者向きな馬券である反面、やってはいけない購入方法もあります。主なやっては行けない購入方法には、以下があります。
人気馬同士の組み合わせに大金を投じる
プロ馬券師の場合、このレースは堅いと予想する場合、人気馬同士のワイドに大金を投じることがあります。オッズこそ低いものの、リスクを低減させて確実に的中させて利益を得ているのです。
競馬初心者の場合、まだ競馬における不確定要素を理解しきれていない状態で、人気馬同士だからといって大金を投じるのは危険です。大切なお金を失う可能性もあるので注意しましょう。
5頭を超えるボックス買い
競馬初心者にとって、ワイドのボックス買いがおすすめと解説しましたが、選ぶ馬を増やしてしまうと無駄な買い目が増えてしまいます。目安としては、5頭までとして6頭以上のワイドを購入しないようにしましょう。
穴馬同士の組み合わせ
穴馬同士の組み合わせでは、場合によっては万馬券を狙うこともできます。ただ、根拠なくただ穴馬同士で購入しても、いくらワイドと言えども的中させることは困難です。
初心者にとってワイドは有効的!
ワイドという馬券の魅力は、とにかく的中させやすいという点に尽きます。確かにオッズこそ低くなりがちですが、リスクを排除しつつ確実に的中させることができるため、初心者向きな馬券と言えます。
攻略法はいくつかありますが、初心者の場合はまずはボックス買いを行い、馬券を当てることの楽しみを覚えましょう。そして、徐々に買い方をブラッシュアップしていき、利益を上げる買い方をマスターすることをおすすめします。
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